FRENZ2016 2日目深夜の部 オフレポ

新宿ロフトプラスワンにて2016年9月17日~18日に行われた、 FRENZ2016というオフライン上映イベントのオフレポです。走り書きのメモを元に作成していますので、誤字等はご容赦下さい。
また、上映作品の感想は短め、場内の雰囲気重視で書きます。敬称は省略します。


23:01 入場待機列整列開始
23:14 出展者とその付き添いの招待者 チェック開始
23:22 都条例により年齢確認するため、身分証明書を準備するよう案内
23:26 出展者・招待者入場開始
23:27 一般の参加者入場開始
23:38 9割以上場内が埋まる。
23:40 ロフトプラスワンからのスケジュール紹介VTR上映。

23:44 上映前注意事項(制作:olo)上映開始
YouTube版
今回もNHK風のL字テロップに石井官房長官が記者会見で質問に答える形で注意事項を説明する内容でしたが、今回の官房長官役はiimo。一番最後、官房長官に役人が駆け寄って耳打ちし、官房長官が「えっ、蒲田に?」と言って終了。ここまであえて触れてこなかったですが、シン・ゴジラの1シーンのパロディですね。

23:47 場内は暗転しオープニング(サブタイトル:-Break through your hurdle-)(制作:smlifcatic×ヤス)上映開始。
公式サイトでも公開中
これは楽しいオープニングでした。歓声が起きたり笑い声がおきたり。上映後は拍手喝采。
司会の前田地生とやんわりが登壇。やんわりが場内のテンションが高くて驚く。
オープニング制作のsmlifcatic、ヤスと楽曲制作のどぶうさぎも登壇。
23:56 smlifcaticの御発声で乾杯
8月末に誰がどの部の上映に振り分けるか決める会議の席で、yama_koからsmlifcaticにオープニング制作の打診があった。去年の深夜の部オープニングもレベル高かったし、今年1日目昼の部のオープニングも完成していた中で、僕がやって良いんですかという気持ちだった。上期末で忙しかったので、ヤスの力をお借りして制作した。ハードルが段々高くなってきたので、逆にハードルをくぐる方向で、テーマをブレークスルー、困難を打ち破るとした。ハードルを越えられないからと立ち止まらないでほしい・・・というのが後付けのメッセージ。ヤスからも「ハードル壊しましょう」。ハードルはあなたが設定するもので、どうするかはあなた次第。どぶうさぎ曰く、手拍子ありがとう。

深夜の部最初はFirstar
上映前コメントは「皆さん、起きていますか。まだまだ未熟な二人ですが宜しくお願いします。」
タイトルはRe.start

MG(モーショングラフィック)寄りのVOCALOID PVでした。
上映後に登壇。暗い所から頑張って明るい所に以降とするイメージ。12月にあるイベントに出展予定とのことです。

次は伊藤透明
上映前コメントは、楽しんでいただければ嬉しいです。
タイトルはウィズ
VOCALOID PVのアニメですが、よく動く。
上映後に登壇。家に籠って映像制作している大学生だそうです。人造人間と人間との共生を描こうとしたが、描ききれていない所もあった。映像に関してもっと強くなりたい。アドバイス・赤ペンを頂きたい。

次は一番くじ。
上映前コメントは「レモンをみて作ろうと思った。」レモンは、ゆたろうの制作した作品のことです。
タイトルはブラバレ!

これは斬新な、動くマンガと言った作品でした。
上映後に登壇。アニメは無理でした。この続きも作っていく。ゆたろうから出ろと誘われて、憧れの舞台に立つことが出来た。続きを11月27日のデザインフェスタや来年1月のコミティアにも出展予定

次はボラッチョプロダクション
上映前コメントによると、24時間大喜利で披露した内容の一部とのこと。
タイトルは一『語』一会 川柳

カードを引いて最初の1文字と、上句・中句・下句の文字数を決めて、その場で川柳を詠むという趣向ですが、面白く場内から笑い声。
上映後に登壇。そして2列目の中央付近の方を指して、最初の一文字と数字を行ってもらう(ぬ・5・8・9)。そして詠む。
盗人を 追いかけまわして 道に迷った人が
・・・字余りの予感?!すぐに詠むのは凄いけど、場内は微妙な雰囲気。

次はLiz
コメントによると、自分の感情を探すお話しだそうです。
タイトルはAlexithymia

金属パーツの光沢が光る、3DCGのMGでした。
上映後に登壇。今年で20歳になる。曲はhisaから借りてきた。曲名を調べて思いついたことを映像にした。今後、実写合成や戦闘シーンなどやりたいことが色々ある。色々足りないものがあるので教えてほしいのと、一緒に作ってくれる、楽曲を担当してもらえる方が欲しい

次は黒井心
上映前コメントで、ひまわりの花言葉について紹介。
タイトルは向日葵 2016

爽やかな曲と、ひまわり畑の実写に初音ミクの3Dを合成した作品でした。初音ミクのスカートとかブーツとか、光沢ありすぎじゃないか?まるで鉄壁スカート(材質的な意味で)
上映後に楽曲担当のユハラサトシと登壇。社会人には無理。今年は出展するかどうかをギリギリまで悩んだ。5年前に制作した映像のリメイクという形で制作した。社会人になった節目として制作した。ひまわりの花言葉の中に「貴方を見つめる」というのがあり、そこから先を見据えるイメージで制作した。みんなに助けられてよい動画が出来た。どうしてもやりたい曲が有るので、来年もお楽しみに。冬コミに同人誌の技術書を頒布したい。

次はhiroro
タイトルは神相撲
おどろおどろしい3DCGの神様が紙相撲で戦っているのですが、取り直しばかりで判定が付かない。場内から笑い声が。

第一部最後はFlaダンサーズ
上映前コメントによると、Flashが大好きで、一生懸命Flashでアニメーションを作った。
タイトルはFlashでアニメーション作ってみた

Flash CS6でアニメーションをしているのですが・・・違う、そうじゃない。タイムラインとかアクションでアニメーションするな(笑)
上映後に、くりこ、シグナル、赤うさDの3名で登壇。うけて良かった。深夜の飲み会でFlashだけで作ろうという話になった。制作は4月から行った。Flashオフでシェープトゥイーンで車を少し回転させるのを披露したが、それを360度回転させるのは苦労した。凄い作業量で精神が狂いそうになった。今後もFlashで制作するが、もっと普通に作りたい。


日付が変わりまして、1:26 プレゼント抽選会実施
1:32 休憩開始
1:45 暗転し第二部開始


第二部最初は一隅
上映前コメントは、どこから宇宙なのか、宇宙へのあこがれを映像にした。
タイトルはこのあおい星のはて

タイポグラフィーを用いたMGでした。
上映後のコメントは「フィクションです」
登壇し、去年のFRENZに友達に誘われて来場し、今年は出展した。作中の文章については友人の宇宙に詳しい方から教えてもらった。会場の反応が暖かくて良かった。今後はBMS作家として活躍していきたい。

次はわかる.net
上映前コメントは・・・わかり続けるクトゥルフ神話、奇妙な共闘・・・と文章になる内容がメモ出来ませんでした。
タイトルは理解力が高い人たちのクトゥルフ神話TRPG その2
YouTubeへのリンク
実写でクトゥルフ神話TRPGをプレイしているのですが、後半むちゃくちゃで正気度ポイント(SAN値)が下がりまくりでもうハチャメチャ(笑)
上映後に登壇。「灰色のブロックを大量に積むとどうなるか」という問いかけに、場内から「わかる」。監督のものべ曰く、字幕と解説を付けた。今後もわかる.netとして活動していく。最後に「ご理解頂けましたでしょうか」の問いかけに、場内から「わかる」

次はuni
上映前コメントは「参戦出来てうれしい」
タイトルはIncitement

麻雀をモチーフにした、迫力のあるMGでした。
上映後に登壇。今後、文化祭に・・・わかりましたか?ゲームエフェクトの製作も手掛けていきたい。音楽提供して頂ける方が欲しい。また、Twitterで指摘して頂きたい。

次はひでびん
上映前コメントは「エロではない。お色気です。」
司会で主催の前田から、刺激が強いと予めアナウンス。
タイトルはしろくまマリンOJ YouTubeへのリンク
確かに刺激が強すぎるアニメでした。場内大爆笑。
上映後に前田から、今回上映するかどうか悩んだ。本人も深夜の部を希望していたし、深夜(都条例で18歳未満入場禁止)だから良いかと。

次は星子旋風脚(東京リトルバン)
上映前コメントは、「お見苦しい点が多々あるかと思います」
タイトルはとんとんレスラー トン YouTubeへのリンク
紙相撲ネタ。場内爆笑。面白い3Dアニメでした。
上映後に登壇。第一部の作品とネタが被り、もう終わったかと思った。司会・主催の前田曰く、上映順番を決める途中でネタ被りに気が付いた。星子旋風脚曰く、今後もどんどん作品を作っていきたい。なお本作品はブレンダーという3DCGソフトを使用している。

次はトコちゃん
やんわりが「ド畜生です」と発言。以前出展した時にやんわりをいじりすぎたからですね。

上映前コメントによると、説明は動画の中に入れたとの事。 タイトルはトコトーク
客いじりまくり。観客から大歓声の起こるアニメでした。
上映後にfla3が登壇。やんわりはため息。fla3曰く、全力を映像につぎ込んだ。また2年連続でオフレポマンガを描いている。京浜急行大師線の正月用ヘッドマークに応募し採用された。


2:58 プレゼント抽選会実施
3:03 休憩開始
3:07 オリジナルタオルがあと6本とアナウンス。
3:21 第三部開始


第三部最初はGero×SasitamA
上映前コメントによると、Geroより依頼を受けてMV制作した。自己愛や最後死ぬのがテーマ
タイトルは脆弱オーバーローザー
YouTubeへのリンク
怪しい雰囲気のMV(ミュージックビデオ)でした。
上映後のコメントによると、Geroは全国27か所を回るツアーの真っ最中。11/27がツアーファイナル予定
さしみやまと赤卵が登壇。赤卵曰く、「実家のような安心感」。この頃多方面よりMV制作依頼が来るようになった。さしみやま曰く、昔からGeroが好きで、依頼が来た連絡を受けたとき、携帯電話を投げてしまうほどびっくりした。11月のデザインフェスタにさしみやまが出展予定。またGeroよりこのMV公開予定

次は寿司くん
場内から「保護者ー」とのコールが。
上映前コメントは「お寿司の妖精が主人公のアニメ」
タイトルは寿司くん
場内から笑い声が起こるアニメでした。
上映後に登壇。「おもしろいですね。」副業としてヤバイTシャツ屋さんというバンドに所属していて、本日新宿ロフトで演奏した後にロフトプラスワンに駆け付けた。大学卒業と同時に大ブレークしてしまい。来年死んでしまうのではないかと心配。寿司くんを中心にして今後も作っていきたい。ヤバイTシャツ屋さんというバンドが11月2日メジャーデビュー予定

次はぴろぴと
上映前コメントは、家の様子を撮影した。
タイトルは僕のうち
YouTubeへのリンク
場内から悲鳴に似たどよめきが。古い日本家屋の中をぐるぐる回って撮影しているのですが、あれ?障子を固定していた針金外れてる?さっきはあんなの無かったぞ?
上映後に登壇。本当に僕の家です。撮影に時間がかかった。

次は出前
上映前コメントは「まさいの力で優勝するぞ!」
タイトルはMaxi
YouTubeへのリンク
迫力のあるカラフルなMGでした。
上映後に登壇。モンスターエナジーのプルタブをヒントに制作した。BGAのイベント、BOFに5作品出展予定。マジの略とのダブルネーミングになっている。

次はかえるボイラー
上映前コメントは、お貸しください。あなたの・・・(この部分、メモが読み取れませんでした。)
タイトルは超バウム空間

をかしの世界・超バウム空間 ご視聴ありがとうございました!
曲:大丈夫P 絵:泡沫P #FRENZ_JP pic.twitter.com/rcoeA0wHiK

— かゑるボゐラー⚡ (@kaeru_boiled) 2016年9月18日

中毒になりそうな、圧倒される映像でした。
上映後に登壇。曲はダイジョウPよりお借りした。「おかしのせかい」シリーズの一つで、バーククーヘンの穴がブラックホールになっていたらというイメージ。アルファ・ベータ・ガンマ・ハヤシ理論を描いた。モチベーションが上がってきた、おかしのせかいシリーズの続きも作っている。

次はq/stol
上映前コメントは「CGを現実に映した」
タイトルはビーム
クールなMGでした。
上映後に登壇。今年はプロジェクションマッピングが流行った。曲も自作。手品は今回の為に頑張った。今、家のパソコンがレンダリングを頑張っている。

FRENZ2016最後はngkz_
上映前コメントは、「君の名は、」観ました。良かったです。
タイトルはきよし、この夜
手書きのアニメーション。動画制作がテーマでジーンと来ました。上映終了しても拍手がなかなか鳴りやまない。
上映後のコメントは、曲の使用許可を頂いたスタープレイヤー様に感謝
登壇。拍手が鳴りやまない。本人は半泣き。自己満足だと思っている。誰かが楽しめればと思ったが、FRENZに出展する意味を自問自答した。FRENZ会場で浴びるように凄い映像を見た。俺も負けて居られないなという気持ちになれば。この一瞬の為に作って良かったと思った。作っていて悔しい思いもしたが、この一瞬には何物にも代えがたい。楽曲使用許諾が取れて良かった。今後、FRENZがあれば作ります。


4:53 抽選会実施
5:00 抽選会終了

ここで黒井心、さわい、黒戌堂プロダクツの実写勢3名が壇上へ
黒井心曰く、ラストの作品で放心した。
さわい曰く、恥じることは無い。
黒戌堂プロダクツ曰く、映像は言語に関係無く全世界に広がる可能性がる。外国語を覚える感覚で取り組んで行けばいい。
さわい曰く、iPhoneで30分あれば映像作品を作れる。悪い例ではあるが。
ここに司会で主催の前田も登壇して曰く、実写作品が増えてきた。
さわい曰く、レベルが高い。
黒戌堂プロダクツ曰く、棲み分けを考えた結果、今回は即興映像となった。
黒井心曰く、心のダメージ凄い。
前田曰く、自分の技術が上がれば良い。
ここで実写勢3名が降壇。以上、FRENZデブの部

壇上に残った前田曰く、FRENZに限らず色々なところで作って頂ければ良いかと。時間が無いのではなく、時間を作る。自分には出来ないと思わずに作ってほしい。
映像作家を応援しようと思っていた。イベントを開催することで、映像作家と出会えるようになった。現在は企業と個人の映像作家との橋渡しをする仕事をしている。監督とは、自分の気持ちを伝えるのが仕事である。みんな楽しく作って呉れればよい。

5:31 ここで、前田地生監督で10月2日からテレビ東京他で放送開始のおあおに~じ・あにめーしょん~のPV上映
FRENZに出展経験のある方が大勢制作に関わっている。ほとんどがFlashで、一部After Effectsも使用。

僕のいえのメイキング映像も上映。
上映後にぴろぴとが登壇。朽ち果ててもうすぐ取り壊しするので、家族に相談したうえで制作した。2ちゃんねるのオカルト板を見て、幽霊に会いに行こうとしたほどの幽霊好き。

エンディングの楽曲制作のハム登壇。今回で5回目。このイベントに思い入れが強い。ゲームをイメージした架空のサントラを物販ブースに置いており、残り3枚まで売れてありがたい・・・とここにCD完売と情報が入り、場内から拍手。

Shotoとうまうやが登壇。エブリデイ・ワンモーションを制作するとともに、冬コミに向けてメイキングの同人誌を頒布予定。現在、同人誌に載せるアンケートを募集中。

黒戌堂プロダクツが登壇。来年の作品の音楽を担当して頂ける方を募集

ささがいが登壇。12月18日に「Fプロダクション」という上映イベントを中野で開催予定

司会の前田地生とやんわりが壇上へ戻る。スタッフを募集している。何か知識のある人、こういうことをやりたいと情熱のある人を待っている。オフラインイベントかもしれない。主催は孤独なので、どこかに飛び込んでみるのも良い。
ロフトプラスワンはFRENZに理解があると発言。ここで場内から拍手。
やんわりは別名義でゲーム雑誌でライターをしている。20代・30代・40代は若い人を見返す気持ちで作ってほしい。始めないと何も始まらない。もしそれが間違っていても糧にはなる。

6:10 エンディング上映開始。時々笑いが起こり、後半は場内から手拍子が起こる。
6:16 エンディング上映終了
司会の二人で今回も無事に終われたと振り返る発言をしていると・・・
(BGMが流れる)ん?流れ変わったな。
右手でガッツポーズ。2017年9月16日、17日開催決定。
司会で主催の前田から、この場所でお会いしましょうと挨拶。
6:19 大きな拍手の中、終演。
6:24 オリジナルタオルが完売とアナウンス。