FRENZ2019 1日目昼の部 オフレポ

新宿ロフトプラスワンにて2019年9月14日~15日に行われた、 FRENZ2019というオフライン上映イベントのオフレポです。走り書きのメモを元に作成していますので、誤字等はご容赦下さい。
また、上映作品の感想は短め、場内の雰囲気重視で書きます。敬称は省略します。


私が新宿ロフトプラスワンの前に到着したのが11:55でしたが、その時点で既に入場待ちの列が形成されていました。
12:10よりも前には開場(注:整理番号が大きく、並んだ位置から入口の様子を伺えず)
入場し、番号札(料理の注文と会計を管理するのに使用)・ロフトグループの広報誌・パンフレットを受け取る。今年のパンフレットは、表紙のロゴが金色の箔押しで、金掛かっているなぁ。また、中身も進化しており、最後のページにロフトプラスワンのメニューの掲載もありました。

12:26、ロフトプラスワンで行われるイベントのPR動画が上映。毎年の事ですが、FRENZが紹介されるところで場内から拍手。
この上映が終わった頃には、場内の席はほぼ埋まっていました。また、食事の注文を受けるシステムにトラブル発生してるお詫びもこのタイミングでありました。

12:30、注意事項上映。制作はolo
牛乳の紙パックの3DCG、取り扱い上の注意書きが書いてあるところに、参加者・出展者向けの注意事項が書いてあり、それを読み上げる形式。内容量が2TBとか小ネタも入っている。

12:41、暗転しオープニング上映開始。制作はノストラム・ミラー
手書きの絵コンテから動画作品になるまでを描いた作品でした。場内から手拍子も。

司会の前田地生とどんぼこが登壇。今回、どんぼこの司会は、当初の予定のやんわりが体調不良で出れない為、その代わりとして。どんぼこ曰く、壇上から見て出展者の視点とは全く異なる。パンフレットについて紹介。今回は箔押しなど豪華な仕様としており、1冊300円ほどかかっているとのこと。今回の限定メニューについても紹介。満十年ということで、中華まんじゅうと温泉まんじゅうを設定。温泉まんじゅうは今日のためにわざわざロフトプラスワン側で伊香保温泉から取り寄せたものとのこと。

オープニングを制作した、ノストラム・ミラーの二人、映像担当のしゅんと、音楽担当のサイレントルームが登壇。サイレントルーム曰く、会場の音響の設定をこだわって頂きありがとう。オープニングの曲の中に、ジングル(作家名が発表されるときに流す曲で、第1回のときのオープニング曲の一部)を入れたかった。しゅん曰く、出展者名を出すとき、使っていそうな映像作成ツールに合わせている。前田地生曰く、これはスタッフも同様で、ネットに公開されたときに改めてみると、再発見があるかも。

12:58 乾杯

1日目最初はASCAN、上映前コメントは甘酸っぱい恋の歌を描いた。タイトルは恋に恋する女の子
ポップな手書きアニメーションでした。上映後に登壇。動画と曲が良かった。女の子がかわいい絵を描きたい。

次はあずまき上映前コメントは、テロリストの彼の経験です。タイトルはアルカリ成人にMVつけてみた
独特の絵のMV(ミュージックビデオ)でした。上映後に登壇。ストーリーを3分に収めるのに成功した。背景は苦労した。VtuberのMVを作っており、今後も作っていく。

次はNO|SER上映前コメントは、シネマティックなポートレート作品。意味を考察しながら見て欲しい。タイトルは metro tokyo+予告編
実写映像に重低音の音楽を組み合わせた作品でした。予告編の部分は3DCG。上映後のコメントは、ほどんど真っ暗なのは仕様です。
登壇。5月に都内でポートレートを撮影した。初参加なのでポートレート中心の作品にした。ストーリーは自作。普段はBMS(音ゲーの一種)やCMなどを作っている。

次はひでびん 場内からは「早いよ~」の声も(例年は深夜の部出展です)。上映前コメントは、今回はアクションシーンのみ(豚のような語尾が付いていたような)とのこと
タイトルはライトジェネックジェニー布面積多めで、昼の部でも安心な作品。でも場内から爆笑も。今回も会場には来ていないが・・・ひょっとしたら、ひょっとすると・・・

次はOtoChi2、タイトルはbig fish
人魚を描いた、独特のタッチのアニメーションでした。
上映後に登壇。絵からインスピレーションを受けて曲が後からできた。指ドラムとアニメを組み合わせたら面白そう。今回のアニメはGIFアニメにクロマキーを組み合わせたのみ卒業制作も頑張る。

次はMr、上映前コメントは好きなのに再生数が伸びない曲を知ってもらいたい。タイトルはwhile(money > 0)
絵とエフェクト強めのMV(ミュージックビデオ)でした。
上映後に登壇。スマホゲームのガチャがテーマ。もっと強いキャラになってほしい。曲は2年前に出会い、これを知ってもらいたいと思っていた。今回出展することで、BGMとして流す権利を得た。現在、就活中。

1部ラストは黒鷹。上映前コメントは、0から1を生み出す、制作時のことがストーリーとなっている。タイトルは本当は演奏家とともに
文字をメインにした、独特の雰囲気のMVでした。
上映後に曲アレンジのいみえ、作曲のばらつけと共に登壇。以前は大学のサークルのメンバーで制作していたが、今は卒業してバラバラになってしまい、このメンバーで制作できないというストーリー。ばらつけ曰く、渋い曲をとのリクエストだった。黒鷹曰く、プロジェクションマッピングっぽい表現も盛り込んでみた。来年はアニメに挑戦したい。


14:03 休憩開始
14:21 第2部スタート


第2部最初ははなけん
と、ここで天吊りエアコンの風がスクリーンに当たらないよう塞いでいた段ボールが、垂れ下がって投影の邪魔をするトラブル発生。急遽、機材班が段ボールを再固定する対応をし、機材班に拍手が贈られる。
上映前コメントは、夜のシーンがいっぱいで、孤独なクジラがテーマ
タイトルはドラマ
空飛ぶクジラを描いた、3DCGの作品でした。
上映後に登壇。一人じゃないよと伝えたかった。メッセージが伝わったら良いなぁ。

次は路傍工芸
タイトルはお久しぶりです
アニメなのですが、内容がホラーとかサスペンスな、薄気味悪い内容。
上映後に登壇。作風を変えた。時間を縮める為に、説明を省いた所があるのが、ストレスに感じる。喜劇が受けるのはわかっていたが・・・。Flashしか使えない。

次はKiRiN
上映前コメントは、目に悪い描写有
タイトルはフォートレス
粗い描写が逆にきれいなMG(モーショングラフィック)でした。
上映後に登壇。曲が送られてきたので、作ってみようと思った。脚本を落とし込めないかと思った。

次は鴫野エイカー
タイトルはRe borth
カラフルなMGでした。
上映後に登壇。死ぬかと思った。作曲担当の人と、コンテは共同で描いた。コンセプトは、挫折を乗り越えて先に進むこと

次はまきのせな
上映前コメントは、花言葉を知っているとより楽しめる
タイトルは曖昧さ回避
カラフルで淡いPVでした。
上映後に登壇。スマホに書いたカンペを見ながら発言。歌詞と花言葉をメインにした。作品を見る行為もリスキーである。見るほうも出展するほうも覚悟をもってもらいたい。エッセンシャルオイルの中には、毒となる成分も含まれることがある。トラウマを刺激することもある。何を言われても自然な行いで、作るほうも間違っていない。作中の花はヒマラヤユキノシタとひまわり。花言葉が気に入っている。

ここのタイミングで、先ほど補強したエアコン吹き出し口を塞いだ段ボールをさらに補強。手際の良さに会場内から拍手。

つぎはみなも
タイトルは川のむこう
淡いタッチのMVでした。
上映後コメントは、必要以上に描きすぎないようにした。
登壇。曲はM-Fesというイベントで知った。歌が付いているのに、アルバムのこの曲だけ映像が付いていなかったので、制作した。

第2部最後は天之御咲(夢現四季)
上映前コメントは、アパートに同居している少女を描いた、続き物の作品で、下ネタも含む。
タイトルはベビー・ユーキャンスマイル
面白いギャグアニメでした。
上映後コメントはありがとう。登壇して曰く、思った以上に受けてよかった。自信がなかったので、作中に笑い声を入れた。日本のアニメっぽさと海外風の両立で悩んで、下ネタを入れた。主人公らの品位を落としてしまった。続きを作りたい。また、別のアニメオープニング風の作品も作りたい。


休憩に入る前に、エンディング曲作曲のノーネームと、注意事項動画を制作したoloが登壇。ノーネーム曰く、このFRENZに参加して作品を作りたくなった人に向けたオープニングのような曲にした。olo曰く、注意事項動画を4本作る前後に鼻を手術した。鼻痛い。
15:26 休憩開始
15:45 休憩終了し、第3部へ


第3部最初は出前×ねこみや
上映前コメントは、わかりそうになるために作られた女の子キャラがかわいい。
タイトルはパセリ
疾走感のある、MGとアニメを組み合わせた作品でした。
上映後のコメントは、パセリはミネラル豊富。
3人で登壇。1年前にダべっていたとき、食べ物をテーマにしたいとかんがえた。出前曰く、バットエンドな女の子が可愛そうなのでかわいい。見境なく殺しているわけではない。ねこみや曰く、酷過ぎてリテイクが出たこともあった。

次はtigo (暗黒面ver)
上映前コメントは、謝っておこう。ごめんなさい。
タイトルはオリエンタル・ライトニング・オンミツ
3DCGが動き回るアニメなのですが、内容が。場内は大爆笑。oloって何者なのだ?!(答えは数行上に)
上映後に登壇。すみません。olo本人にはまだ言っていない。10年ぶりぐらいにoloの動画を見たら、1本の動画ができた。後でおごります。oloさんごめんなさい

次はMiRA
上映前コメントは、音楽ゲームのMVのような作品
タイトルはディスタンス
きれいな3DCGの作品でした。
上映後、どんぼこ曰く、脳内でゲームの譜面が浮かぶ作品だった。

次は八重幸
上映前コメントは、月と和風のPV
タイトルはtsukiyomi
和風で圧倒されるMGでした。
上映後に登壇。完成してほっとした。今回は物量で押した。3DでMG作ったのは初めて。新たな一面が見れた。2年前から制作しており、これが100作品目。(この発言に場内からどよめき。)200作品目にも期待してください。

次はナノン
タイトルはclock work
カラフルでポップなMVでした。
上映後に登壇。カラフルをテーマにした。3Dモデリングの人体が形になってよかった。現在、高校2年生。進路を悩んでいるので、その道の人々にいろいろ話を聞いてみたい。フォトリアルな3DCGにも興味がある。

次はえいりな刃物
上映前コメントは、保護者に頭を下げて曲を作ってもらった。
タイトルはひょうしょうのとう
独特な雰囲気のドット絵のアニメでした。
上映後に登壇。映像と歌詞を作った。世界観の表現・ドット絵・作詞を実現させたかった。水や月やロボットのイメージを入れて、考察をしなおした。テーマは償い。哲学を入れたかった。寿司くん(以前、FRENZに出展したことがある方)に影響を受けて、映像を作り始めた。

昼の部最後はiimo ここで場内からどよめきが
上映前コメントは、ねこなのに
タイトルはひぶんおおぎ
引き込まれるMVでした。
上映後のコメントは、エレクトロニカが好き。
登壇。曲はバーチャルねこが制作。他人がバーチャルユーチューバーのPVを作っていて嫉妬している。意味を込めるのが下手なので、あえて意味はこめていない。いいかんじ・気持ちいいのを目指している。背景は尾道のなにげない風景。地味なのが最後でよかったのかと一時思った。

16:44、すべての出展作品上映終了。やんわり曰く、緊張している。前田地生曰く、緊張はしていたが治ってきた。
ここで出展していなくて初めてFRENZに着た方に挙手を求めると20~30人ぐらい。前田地生曰く、作家もうまく循環していってありがたい。何回も続かないかもと思ったことがあった。場所が取れないことがネック。

16:51、エンディング上映開始
16:55、1日目昼の部終了。