FRENZ2019 2日目深夜の部 オフレポ

新宿ロフトプラスワンにて2019年9月14日~15日に行われた、 FRENZ2019というオフライン上映イベントのオフレポです。走り書きのメモを元に作成していますので、誤字等はご容赦下さい。
また、上映作品の感想は短め、場内の雰囲気重視で書きます。敬称は省略します。


22:52 入場待機列の整列開始。新宿は雨が降ってきました。
23:10より前には開場。
23:15段階で場内はほぼ埋まる。
23:24、ステージに向かって右手の座敷もぎっちり埋まる。
23:26 ロフトプラスワンのイベントPR動画上映

23:30 注意事項動画を上映。制作はolo。今回は、おしゃれでさわやかな、外人が出てくるイメージビデオにセリフや字幕を付けた内容。時々場内から笑い声も。

23:36 暗転し、オープニング上映開始。(制作はyasu_ko(yama_koとI.C.yasのユニット))
チープな内容に場内は爆笑と拍手喝采。
司会の前田地生とyama_koが登壇。yama_ko曰く、オープニングに関わるのが11回目。限界です、大目に見て。
注意事項や、パンフの箔押しを行うためにロゴを去年から微妙に変えたこと、スペシャルメニューなどを紹介。
I.C.yasも登壇。今回のオープニングは、yama_koがディレクターで虹色やPOP体を多用した。I.C.yasは素材を担当。I.C.yas曰く、結局やってしまった。他のスタッフからもアイディアをもらった。yama_ko曰く、昼の部の構成、最高でした。

23:58 yama_koの発声で乾杯。

深夜の部最初はfuku
タイトルはおとななこども ミュージックビデオ
カラフルな、3DCGを用いたMV(ミュージックビデオ)でした。
前田地生曰く、各部の最初の上映作品は良いものを選んでいる。
上映後に登壇したfuku曰く、切り取ったときに綺麗な絵になるように制作した。

次はEXIT
上映前コメントによると、再誕がテーマ
タイトルはレナ
暗くて広い空間で3Dモデルが出てくる、MG(モーショングラフィック)でした。
上映後に、イツキ、ルージュメイツ、ネコクロスの3名で登壇。イツキ曰く、フル版をどこかで公開したい。ルージュメイツ曰く、地形などのモデリングに数か月掛かった。ネコクロス曰く、3年ぐらい前に公開した「インサイド」という作品と同じ世界線。出来に納得しておらず悔しさをばねに、自分へのリベンジの思いを込めて制作した。

rhythm
タイトルは東京からいざ参る
実写映像に効果を加えた、MG寄りの作品でした。
神田明神の映像を撮影する際、作品の中でどう見せるかを意識して撮影した。山手線が環状運転でループしているのに繰り返しの意味も込めている。今後も実写とモーショングラフィックを組み合わせた作品を作っていきたい。

iolli×アモ×NOFAN
タイトルはTides of time
マンガと3Dを組み合わせた、モノクロな作品でした。
上映後のコメントは、これからアップロードします。
映像を担当したNOFAN、音楽を担当したiolliが登壇。登壇しなかったアモはイラストを担当。NOFAN曰く、漫画のストーリーをベースに制作した。

次はZephilgantohn
タイトルは熱帯夜に巣食う魔物たちよ
重い感じがする、タイポグラフィーの作品でした。
上映後に登壇。やるだけのことはやった。字は読めるように頑張った。

次は高村四郎
上映前コメントは、初の実写作品で、今じゃなきゃできないことを撮った。
タイトルはジムノぺディ
実写の怖い話の筈なんですが・・・場内大うけで拍手もおこる。
(個人的には、去年私が出展した作品に1秒未満で映り込ませたワンピースの方が気になる)
上映後コメントは、永久に成仏できないとは思いたい。

第1部最後はtama-style
タイトルは無理生態 令和ver.
実写の重い内容の作品でした。
上映後コメントは、フォントがMSゴシックになる夢を見たが、正夢にならなくてよかった。(このコメントに場内から笑いも)
上映後に登壇。2004年頃からFlash☆Bomb(筆者注:当時行われていた、FRENZと同じような上映イベント。初回は同じくロフトプラスワンで開催)に出たいと思っていた。映像制作からは足を洗っていたが、去年FRENZに来て、また映像制作をやってみようと思った。技術が足りていない。2004年に制作した作品を、今作ったらどうなるかという作品。コンペ向きではない暗い作品。


日付が変わって1:00 休憩開始。
1:20 休憩終了し、第2部へ


第2部最初は53
上映前コメントは、去年と同じく父と娘のハートフルストーリー
タイトルは地球侵略運動会
Flashアニメですが、場内大笑い。
上映後に登壇。ありがとうございます。いつも通り。来年用にシナリオ考えてある。初見でも分かるように工夫した。G-STYLEさん、ネタ出してくれてありがとう。大阪から連れてこれるよう頑張る。面白かったら、全てよし。

次はShuto
上映前コメントによると、声優はヤマザキエリに依頼。
タイトルはブラックオリエント
キラキラしたMGでした。
上映後に登壇。レイアウトを意識して作った。パッションのテーマをどう出すか考えた。

次はNabehiro
上映前コメントによると、ケイセイの曲にMVを付けた。
タイトルはSuper express
爽やかなタイポグラフィーでした。
上映後にケイセイと共に登壇。何とか形に出来た。ケイセイ曰く、ここで見れて良かった。Nabehiro曰く、動く標識やピクトグラムが好きで制作した。曲のコンセプトと合っていた。

次はペンネ(遺伝子組み換えでない)
上映前コメントは、パソコンが壊れたので、制作RTA(Real Time Attack)した。 タイトルはパソコンが落ちたんじゃない、僕達が登りすぎたんだ
短編の漫画のようなギャグ作品の詰め合わせなのですが、場内大うけ。
上映後コメントは、許してくれ
登壇。ちゃんとした。キャラになった感じだった。1日1個ネタを考えており、今回はその中から選んで映像化した。

次はMelophy
上映前コメントによると、コンパスをモチーフにしたボカロPV
タイトルはアンステーブルコンパス
綺麗なMV作品でした。
上映後に登壇。中国から日本に留学中。After Effectsのシェイプレイヤーのみでキャラクターを作るのが目標(この発言に場内がざわつく)中国でもFRENZを知っている人がいる。参加して嬉しい。(この発言に場内から拍手)
司会のyama_koの教え子だそうで、先生の立場からよく頑張りましたとコメント。

第2部最後はCAFE Marble
タイトルはその月明かりに花は咲かない
重たい内容のアニメーションでした。場内から息を飲み込む音が、まるで換気扇か何かが故障したのかと思ったぐらい響いていました。
上映後のコメントは、百合好きな皆様、悶々として頂ければ。
上映後に、監督のコトちゃん(編者注:縫いぐるみ)、楽曲制作のNulledZone、キャラデザインのふじ汰、動画担当のFla3で登壇。Fla3曰く、場内がざわついたのを見てガッツポーズをした。キャラが動かないものを作りたいなと思っていた。百合好きな話を作った。(場内右手から「わかる」)漫画も制作し、この後の休憩から販売する。漫画はスマホで読める形式のもアップロード予定で、動画作品も少し手直ししたのちにアップロードする。


2:20 休憩開始
2:23 CAFE Narbleの本が完売
2:37 第3部の開始を前に壇上に戻ったyama_koから、オープニングのロゴは、ロフトプラスワンの方が描いて入口に設置した看板のもの(編者注:このページの上にある写真の看板)を切り抜いて使用しているなどの、裏話
2:41 第3部開始


第3部最初はマスティ(ドーナツシネマ)
上映前コメントは、初出展。ぜんぶ無茶苦茶な作品。
タイトルはアイフィールド
ノリノリで楽しい、キャラが可愛い作品でした。場内は大盛り上がり。
上映後に登壇。滑らなくて良かった。去年は音楽担当として参加した。思い残す事はない。

次は;3ZUTAMA
上映前コメントは、フラクタルノイズの映像が良くないと思って作った。映像作家を一人でも救済出来れば。
タイトルはノイズ
重く、圧倒されるMGでした。
上映後に登壇。普段はVJ(ビデオジョッキー)をしている。楽曲はエスニアよりお借りした。後半の展開で悩んだ。背景がVJに使えるのではと思っている。

次はニイヤ・ショウ
上映前コメントは、生と死に無頓着では。
タイトルはブタさんのプロポーズ
文字を読ませる作品ですが、しんみりとした内容でした。
上映後コメントは、鴨ロース美味しい。 登壇。昨年は「ひわい」というペンネームで登壇した、夜の部の作品中で美味しそうに肉を食べていた人でした。
Fla3(が動画担当した作品)の後で、帰ろうかとも思った。物語を作りたかったが、もっと簡素でも良いのではと考えた。話の内容はビーガン的な話だが、愛や家族の幸せなどを考えて作った。来年は80kgまで体重を落としたい。

次はぐにゃ
タイトルは東京マヌカン
可愛らしいPOPな3DCGのPVでした。
上映後コメントによると、ピノキオPの楽曲でMVを非公式に制作した。

第3部ラストはMATSUMO
上映前コメントは、飛ばない犬はただの犬だ。
タイトルは真夜中の犬小屋レース
楽しい、3DCGのアニメーションでした。途中で場内から手拍子も。
上映後コメントは、フルリメイク版を公開できて幸せです。
登壇。今回は3Dでリメイクした。拍手をもらえるとは思わなかった。テーマは年の差で、力を合わせて頑張るお話。もう少し調整したのちアップロード予定。「ぼくらの自由研究」という作品を9月16日にチバテレビで放送していただくことになった。この作品もFRENZがあったからこそ完成できた作品。


15:33 休憩に入る前に、エンディング楽曲制作ののーねーむと、注意事項動画を制作したoloが登壇。のーねーむ曰く、攻めの姿勢で軽率にアウトプットした。前田地生曰く、エンディング楽曲を依頼するにあたり、曲の長さぐらいしか注文を出していない。olo曰く、今回の注意事項動画はタイポグラフィーではない。来年からちゃんとした内容にしたい。バランスを考えるためにバラバラな分量にしたが。後の参考にしたい。

3:41 休憩開始。温泉まんじゅうのタイムセール行うとの案内も
3:46 公式ステッカーが完売とのアナウンスに、場内から拍手
4:10 第4部開始


休憩の間に、司会者2名は作務衣に着替えていました。

第4部最初はフィンダーおじさん
これが発表した直後、場内からコールや指笛も。これに前田地生が「戦争だな」と言う
上映後コメントは、本当に許してください。
タイトルはとあるFRENZ出展者の苦悩
アニメなのですが、場内は爆笑と手拍子に包まれる。
上映後、ngkz_が登壇。今日でVtuber活動が1周年。作品中に使用した前田地生の声、いろいろなパターンがあり、その一部のみ使用した。受けなかったらどうしようかと思っていたが、会場が温かくて良かった。笑いのツボがずれているのが私は好き。機能美P(編者中:作品中にフィンダーおじさんが登場)にありがとう。Vtuberの1周年記念配信の告知をしたが、スタッフの打ち上げと被るものの、前田地生より打ち上げ会場で見たい。ngkz_より許してもらえるでしょうかの問いかけに、場内から「許す」

次はSilentroom×駿
上映前コメントは、参加できてうれしい。 タイトルはしゅう雨の狭間
音も映像も圧倒されるMGでした。
上映後、両名が登壇。駿曰く、映像のアイデアはSilentroomから頂いた。ケラーの「夕立」という詩から。Silentroom曰く、テーマは雨で、頑張って翻訳した。駿曰く、映像の色を絞って制作した。Silentroom曰く、今まで作ったことのない手法で制作。駿曰く、過去の作品とは関係がなく、ロフトプラスワンで一番映えるものを目指して制作した。

次はmisokabocha
上映前コメントは、シェイプアニメーションを頑張った。愉快な雰囲気になれれば
タイトルはネイキッド・ファンキー・ナル
ファンキーでPOPな心地よいMGでした。
上映後、楽曲制作のDot96と登壇。misokabocha曰く、あえてテーマは決めておらず、トラディションカットを多数切っている。70個ぐらいのモチーフを使ったので、違う大変さがあった。Dot96曰く、曲は2年ぐらい前に出来ていた。動かし方がユニークだった。

FRENZ2019のトリはサイトウユウマ
タイトルは人間なんて大嫌い+
実写とCGを組み合わせた、圧倒されるPVでした。
上映後に、楽曲制作のピノキオPを共に登壇。4年前に一緒にFRENZに出展した。初音ミクのCGはリップシンクを用いた。広く浅く、去年は綺麗を目指したので、今年は情報量を詰め込んだ作品にした。今回は一人で内容を考え、仏教ネタが多くなった。

5:16 全ての出展作品の上映が終了。今回4つの部を全て参加した人に挙手を求めて、会場の半分ぐらいが手を挙げる。この部は初めての人に挙手を求めて、3人ぐらい。yama_ko曰く、司会に拍手を。公営ん回などでは練習してきたが、それとは勝手が違った。「楽しかったですか?」の問いかけに場内は拍手。FRENZ2019のロゴは、金色で光り輝くように動いている。パンフレットに箔押しをするために、ロゴを作り直し、箔押しのテストも行った。他の部の司会のどんぼことsmlifcaticも登壇し、今年のFRENZの感想を言い合う。
5:33 POPな曲調のエンディングに、場内から手拍子も。
来年は、2020年9月19日・20日、4連休の中を予定している。2日間、深夜もできて飲食もおいしい、この全ての条件を満たす会場が見つからないので、2020年もこの会場を仮押さえして頂いている。
チケットの販売方法について、挙手でアンケートをとり、2020年も今年と同様に3/4程度を先着順に販売した後に、1/4程度を抽選で販売する方法に決定。

5:33 終演