FRENZ2017 1日目昼の部 オフレポ

新宿ロフトプラスワンにて2016年9月17日~18日に行われた、 FRENZ2017というオフライン上映イベントのオフレポです。走り書きのメモを元に作成していますので、誤字等はご容赦下さい。
また、上映作品の感想は短め、場内の雰囲気重視で書きます。敬称は省略します。

私が新宿ロフトプラスワンに前に到着したが、11:45頃でした。そこそこ、ハヤシビル(ロフトプラスワンが入居するビル)の前に集まってきたところ。
11:48、入場待機列形成開始。
12:03、出展者・招待者から入場開始。今回は大きな遅れも無く開場。
12:05、一般来場者も入場開始。
12:12段階で、場内は9割ほど埋まった状態。
12:21、ロフトプラスワンの紹介VTR上映開始。それに続いて、ロフトプロジェクト社長の平野悠が書いた本の宣伝も続く。結構のこの宣伝VTR、手間暇かかってないか?富士樹海までロケに行っていたりして。場内から笑いと拍手が。

12:27、空席を探してほしいとのアナウンス。空席が見つけられない人が出る状態。

12:33、暗転し注意事項(制作:olo)上映開始。

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山手線E231系電車の車内ドア上に付いているモニターに出ている案内を改変して説明すると共に、車掌のアナウンスでも注意事項を説明。

12:36、暗転。オープニング上映開始。制作は□\\θf◇1

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タブレット端末に歪んだ映像を流し、その上に光沢の円柱とか鏡とかを置くとちゃんとした映像が写っている趣向。
おしゃれで綺麗な映像でした。
司会のやんわり、司会で主催の前田地生が登壇。今回で9年目の開催。FRENZ限定メニューを紹介。昨年に引き続き、レンダリングパスタとか紫のチャンス・赤の嘆きというカクテルとか、FRENZ2017のカクテルとか。さらにフードではパーティクルごはん(ご飯の上に色の付いた粒状(要はふりかけ)のものが舞っている)とか、揚げ物コンポジット(揚げ物をいくつか纏めたもの)とか、映像丼とかも
「映像丼」って、司会の前田地生とFRENZのスタッフが立ち上げた、マストドンのサービス名に因んでいるとか。
ここで前田地生がカクテル・FRENZ2017(但し中身はジンフェス・・・ロゴの色が似ているから)とモンスターエナジーウルトラを、やんわりがカクテルFRENZ2017と牛乳を注文。
ここで、今回飲み物が注がれて各席に運ばれてくるプラスチックの透明カップにFRENZのロゴを印刷したものを作ってしまった、会場で実際に使う分以外に、発注LOTの関係で大量に余っているので、それをほぼ原価で新品を物販コーナーで販売することを案内。
注意事項も説明し始めましたが、説明内容が多すぎてやや時間が押しているとの事。
今回、新しい音響機材も設置し、FRENZに合わせてスクリーンとプロジェクターも新調されたと説明。映像不具合が起こったら、何も言わない限りはそういう演出だと思ってほしい。
オープニングを制作した、□\\θf◇1がここで登壇。
12:58 乾杯
オープニング制作の打診を受けたときは、本当にありがたかった。どのシーンも見方によって見え方が異なることにこだわった。
なお、円柱にFRENZのロゴを映すシーンと、今回会場で使用しているカップの側面にFRENZロゴが印刷してあるのは偶然とのこと。

この後、BOFのイベントに3本出品予定との事で、泣きながら作るとのことです。

1日目最初は不信、タイトルは逃避ケア

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曲に合わせて映像にノイズも乗る、爽やかなPVでした。
上映後に登壇。胃が痛い。一度作った映像を、データモッシュとして壊している。何度もトライした。一人でちゃんとした映像を作るのは10年ぐらいぶり。今後は自分が作りたいのを作っていきたい。プレゼント抽選会用に、頭皮ケア用の機械を提供。

次はMido、タイトルはKeys in Tokyo

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実写と幾何学模様を組み合わせた作品でした。
上映後に登壇。作曲を担当した方は、現在イタリアに留学中。元々有った曲をリミックスしたもの。イラストはMido自身が描いた。学校を留年しなければ、今後もこの2人で制作していきたい。

次はLiz
上映前コメントは、自分のやりたいことをやった。光の点滅やビームなど激しいシーンが有り、注意
タイトルはELECTRUGGLE

3DCGと重低音がカッコいい作品でした。
上映後に登壇。ビームを撃つことについて、ビーム職人に許可を頂いた。(場内から拍手が)
バトル物がやりたかった。自分の好みを詰め込んだ。ビーム撃ちましてすみません。今後も何かしらの作品を作りたい。

次はけーぜ
上映コメントによると、いままでモノクロ作品を出展してきたが、今回はカラー作品。
タイトルはStratoghost

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粒子砲を地上に撃つ空中要塞との空中戦を描いた3DCG作品。
上映後に登壇。ビームを撃ったことを謝りたい。タイトルは成層圏の防衛の意味。ロシアの作品、フォートレスに感銘を受けて制作した。ネット上で公開時に説明を入れたい。今後の作品はモノクロになるかも。続き作るかはわからない。

次ははなけん
上映前コメントは、きっと自分だって他人にとればまがい物。
タイトルはイミテイション
印象深いVOCALOID PVでした。
上映後に登壇。恋に「落ちる」のと、天にも「昇る」気持ちをかけて、昇ったり降りたりした。曲の方は先に出来てもらっていて、そこに映像を付けた。曲担当の方が、台風の為来れなかった。

次は閂崎 稔(ぴにょん)
上映前のコメントは、生活圏内のうどん屋が潰れて辛い。『ラーメンは毒、うどんこそ救い』(Everyday One Ramen、Twitterの「@ramens_work」の関係者が唸ったりして)
タイトルはWendy


印象深い作品でした。
上映後に登壇。出来る限りのことをした。グリッジをガシガシかけ、fps(Freme par second=1秒間のフレーム数)を途中で変えたりした。曲は星新一著の短編小説「ピーターパンの島」を元にしており、この作品は3次創作に当たる。今後は映画のサークルを作りたい。また今年のBMS(フリーソフトの音ゲーム)のイベントにも出展予定。

1部ラストは黒井心
上映前コメントは、帰った後なにしていますか?
タイトルはひとりでよるをすごす

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実写と人物画、そしてポエムを組み合わせたしみじみとした作品でした。
上映後に、楽曲提供ののーねーむと共に登壇。この2人で制作するのは初めて。去年見てて、一緒にやりたいとおもった。2013年ごろから映像と絵を組み合わせた作品を作りたいと思っていた。ノーゲーム曰く、作詞も作曲も行った。こういう詩を書くのは初めて。プレゼント抽選会用に同人CDや同人誌、漫画「映画大好きポンポさん」等を提供。


13:58、プレゼント抽選会実施
14:02、休憩
トイレ混雑の為、休憩終了時間が当初の14:15から14:20に伸びる。


第2部最初はfla3
上映前コメントは、カッコいいのかが分からない。
タイトルはTKTK

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オリジナルキャラクターのトコちゃんがちょこちょこ可愛いながらも、空手の型がビシビシ決まっていてカッコよかったです。
上映後の登壇。今回AE(After Effects)を使用した。これでAEオフ行っても良いかな?今後、AE使えるようにしたい。思ったより反応が良かった。長尺の作品をいい加減作成したい。シナリオは既に出来ていて、朗読劇で好評を得ている。

次は一隅
上映前コメントは、男の子と女の子がひっそり登場する。
タイトルは夜明け前、少年彗星

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爽やかなタイポグラフィーの3DCGでした。
上映後のコメントは、人生って短い。
楽曲提供のうかつと共に登壇。
今回、一隅の方からオファーした。半年ほどスランプに陥っていて、その脱出のきっかけになった曲で作品を作りたかった。
うかつ曰く、この曲は2~3年かけて作った。完成して嬉しかった。

次はメツヤ
上映前のm108のコメントは、現在就職活動中。
タイトルはXIII Charlotte

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疾走感のある、3Dとキャラの絵を組み合わせたMG(モーショングラフィック)でした。
上映後のメツヤのコメントは、好きなアニメのキャラクター、黒猫の等身大フィギュア発売と聞いて、人生のターニングポイントに立っている。
上映後、メツヤ、m108両名で登壇。m108曰く、今回は過去の自作曲を繋げて楽曲制作した。メツヤ曰く、本作は過去のBMSのリメイク。今後はキャラクターを動かすのに挑戦したい。

次はkarekitsune
上映前コメントは、こうして出展出来て嬉しい。また本作はBOFU(BMSのイベント)にも出展予定。
タイトルはOne Wey street

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モノクロな3DCGを用いたMGでした。
上映後、楽曲提供のサイクロと共にに登壇。サイクロ曰く、本日初めてkarekitsuneと合ったが、概念じゃなくて良かった。この曲はタイトル通り繰り返しが無く戻らない構成。ダブステップ、電子の海をイメージした曲。karekitsuneは緊張して言おうとしていたことをど忘れしていましたが、自分でストーリーを仕立てたとの事。

次はGanymede Weather Forecast
上映前コメントによると、宇宙飛行士を描いたとの事。 タイトルはRE-OVERDOSE

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爽やかなアニメーションのVOCALOID PVでした。
曲は椎名もた作曲との事。

次はまめでん
タイトルはMove On

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ぐりぐり動くMGでした。
上映後に登壇。目に悪い映像ですみません。サウンドクラウドで見つけた曲に許諾を取って映像を付けた。当初ビームを撃とうかと思ったが、「ビーム大先生」が参加者に含まれていることに気が付き自重。作りたいものを作った。これからはVOCALOID楽曲やロックのMVを作っていきたい。

次はばぶちゃん×さしたま
上映前コメントは、いつもよりまったりしている。
タイトルはアンダー・ザ・ディープシー

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暗い雰囲気のVOCALOID PVのアニメでした。
上映後にさしたまの赤卵が登壇。ぱぶちゃん(楽曲提供のVOCALOID P)からの伝言で、この作品は人魚姫のオマージュ。今回、募集締め切り5分前に、主催の前田地生からLINEで「出ないのか」と言われたことをきっかけで出展を決めた。12月1日~2日のゲームマーケットというゲーム関係の即売会に、サークル名「つまや」で出展予定。今回、スパインという1枚絵を動かすソフトを使用した。

第二部最後は冬もぐら
上映前コメントは「割と真面目」
タイトルは23xxA.D.で待ってる
未来を描いたMVでした。
上映後のコメント、「君の膵臓を食べたい」という映画がヒットしましたが、膵臓ではなく映像を食べたらどうなりますか?
上映後に登壇。マストドンの「映像丼」が有って良かった。作りたいものを作れた。個人的なドッキリも有る
(筆者注:後でそのドッキリを当人がTwitterでツイートしていましたので、それを埋め込みます)

私、冬もぐらはこの度、結婚することになりました。
今回の動画は、FRENZ出展作であると同時に、同行させていた嫁への「映像制作者であることのカミングアウト」かつ「プロポーズ」という個人に対する超個人的な2大ドッキリだったのでした。 #FRENZ_JP

— 冬もぐら (@huyumo) 2017年9月18日

今後については判らないが、本業の農家に専念しつつ、年1回ぐらいで映像を作っていけるかも。


15:22 抽選会開始
15:26 ここで注意事項制作のoloとエンディング曲制作のハムが登壇。
ハム曰く、エンディング曲は各制作者からの寄せ書き風なエンディングに乗せる為、色々なジャンルの中間を狙ったお耳休め的な、メドレー感のある楽曲に仕上げた。
olo曰く、写真に撮ってきたモニターの写真にFlashで内容を作成し、それをAfter Effectsで合成した。制作途中にたまたま山手線渋谷駅の駅番号が「JY20」、山手線新宿駅の駅番号が「JY17」に気が付き少し改変した。もう少し注意事項と分かりやすい方が良かったかと反省。

15:34 休憩開始
15:46 最後の休憩が終わって、第3部開始


第3部最初はSAVI
上映前コメントは「今年で三十路のフレンズ」
タイトルはロマンス・トランス
アニメを用いたMVでした。
上映後に登壇。歳の話になりげんなり。今回、ブレンダーというソフトで3Dモデルを制作した。今後、ブレンダーで作った3Dモデルを作品に組み込んでいきたい。

次はしゅん
タイトルはElements of Riddles

Youtubeへのリンク 開場からは時より「おーっ」と歓声も漏れるMGとアニメを足したような作品でした。
上映後に、楽曲提供のおやゆびと共に登壇。現在、「謎解き」を作るサークルに所属している。今回の作品は、初心者向けの「謎解きあるある」ネタを盛り込んだ。普段からこのような事を考えている。おやゆびも謎解きゲームのBGMを普段は制作している。プレゼント抽選会用に・・・サークルで書いた本?!(筆者注:ちゃんと出版社から出ている本です)、しかも帯の裏表紙側の問題をしゅんが作った?!
今後も謎解きの動画を制作しつつ、それ以外の動画を制作する機会が増やしていければ良いなと。

次は悪だ組
上映前コメントは「ハイ!、ハイ!、ハイ!、フー!」これに合わせて、客先の関係者からもコールが。
タイトルは厄介面接

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ドラマ仕立ての作品ですが、場内から笑いが起きたり、アンコールが起きたり。
上映後に登壇。完全オリジナル作品は初めて。ライブ帰りの新幹線での馬鹿話から着想を得た。プレゼント抽選会用に橙色のエルメスの箱に橙色のサイリウムを詰めて。前田地生曰く、今回、協賛企業が無くて良かった。(筆者注:FRENZ2013までは企業協賛が有りました。)今後は、この悪だ組の意思を引き継ぐ人が現れたらとの事。

次はeau.
上映前コメントは、またきっと何者にもなれるよ
タイトルは灰色の町
柔らかいタッチのアニメでした。
上映後に登壇。良い曲でしょ。今年、社会人になり7月まで出展するかどうか悩んだ。ものを作っていないと個性が無くなっていくのが嫌だった。曲は、久々に連絡がとれたwhooからお借りした。8月から死ぬ気で制作。新調されたばかりのプロジェクターの発色に驚いていました。毎年作品を世に出していきたいとの事。

次はゆたろう
上映前コメントは、ダジャレを用いたいつも通りの作品
タイトルは洒落の通じない女

テンポの良いアニメでした。場内から笑いが。
上映後に登壇。笑いがとれて良かった。手の抜き方とか分かってきたところがある。むらしん制作のハーフトーンのプラグインのお世話になった。来年のFRENZが10年目。やりたいネタが有る。東方もやりたい。

昼の部のトリはmaxcaffy
上映前コメントによると、明るい失恋ソングのミュージックビデオとのこと。
タイトルは運命の人 MV
積み木やアニメ・3DCG等を組み合わせた、暖かい雰囲気の作品でした。
上映後に、楽曲提供のシャロルと共に登壇。一昨年の冬に映像制作依頼が来たが長く待たせてすみません。「好き」「愛」はいろいろな形が有り、離れることも一つの形であることを表現出来ていたら良いな。
シャロル曰く、泣きそうになった、やっと念願叶った。今週月曜日に突然出来たと連絡が来てびっくりした。CDが物販コーナーに有ることに触れつつ、今後もmaxcaffyと映像を作りたい。
maxcaffy曰く、お待ちいただく形になるが、相談しながら映像を作ることが出来れば楽しい。

16:46 プレゼント抽選会開始。主催の前田地生から、Flash☆bomb'05とみやかけお作品のDVDを景品として提供。
16:55 エンディング上映開始。時々笑いが起きる。
16:58 昼の部終了