FRENZ2023 1日目 夜の部 オフレポ

新宿ロフトプラスワンにて2023年9月16日~17日に行われた、FRENZ2023というオフライン上映イベントのオフレポです。走り書きのメモを元に作成していますので、誤字等はご容赦下さい。 また、上映作品の感想は短め、場内の雰囲気重視で書きます。敬称は省略します。

17:32、開場。チケット完売である事もあり場内は人でギッシリ。

17:59、注意事項動画を上映。昔のゲーム風なのですが、なるほどFRENZの統括を(爆発で)倒すと、ラスボスで金色に輝く前田地生(のイラスト)が出てくるのかな?(筆者の個人的な解釈)

18:05、オープニング(制作:(実在しない)切り抜きチャンネル)上映開始
画面にVTuberのののはるひが出てきて、話している体の動画。ゴノレゴ(筆者注:FRENZ2013の1日目夜の部のオープニング、さらにそれの元ネタとして2003年7月のFLASH★BOMBのオープニングに登場したキャラクター)のモノマネして拍手がおきる。手を上げさせて、会場まで30分程度で来れるのが30人ほど、2時間以内で来れるのが半分ほど、映像を作っているのが30人ほど、映像に興味あって作ってみたいと思っているのが20人ほど。コール&レスポンスで会場を温める。出展者紹介も、公式サイトの出展者一覧を読み上げながら一言添えていく形式。その後、FRENZに来たくても来れなかった人、出展を見送った人の気持ちをVTuberが述べ、最後はしんみり・感動する内容でした。

司会の前田地生とやんわりが登壇。13回目開催できて良かった。前田地生曰く、中止になったFRENZ2020と2021のロゴが残っていて使っていただいた。
やんわり曰く、トークしようとしていた内容の一部を潰された。
手を上げさせて、FRENZに初めて参加したのが20人ぐらい、その内夜の部からの参加は8人ぐらい
昔の歌舞伎町の思い出話、新宿コマ劇場が解体されて新宿東宝ビルが建つ前の話などをする。注意事項をパンフレットに載せている事、食事は座敷でお願いしたい事、注文は後ろのカウンターで行う事、飲み物のプラコップは持ち帰り不可、飲食代からの一部がFRENZのパンフ印刷代や機材費となっている事、通常メニューはパンフレットにそこに載っていない特別メニューなどを説明。
特別メニューにチルアウトがある事や、通常メニューから消えた鴨ロースがFRENZの為に特別メニューで復活したとか、青い紙コップに鳥のから揚げが入った「ブルーバード」等を説明。
前田地生はレッドブルとブルーバードを、やんわりはレッドブルウォッカと牛乳とビーフカレーを注文
ここで、オープニングを制作した(実在しない)切り抜きチャンネルのヌマタが登壇。コミックマーケット(8月12日)で実在しない切り抜きチャンネルのスペースに前田地生が挨拶に来て立ち去った後、急に思いついたように戻ってきて、オープニング制作を依頼された。
既に飲み物が届いていたので、18:34に乾杯。
ゴノレゴシリーズのネタを入れた。2001年頃からのネタをを入れて判る人は、インターネット老人会に入るようではないか。
ヌマタ曰く、今回は作品を出す側であるが、ここに居ない人の事を考える時間にしたく、この作品を作った。10分半とオープニングとしては長尺になったことを詫びるが、過去に18分のものもあったと前田地生からフォローが入る。そして場内から笑い
告知として、BoothにてオーディオドラマCDを販売している。ボーナストラックとして罵倒ボイスなどを収録している。


1日目夜の部の最初はコジエズ。上映前コメントは、好きな曲のミュージックビデオ。タイトルはプラネタリネア
かわいいアニメ作品でした。
上映後に登壇。実在する(強調)バーチャルシンガーの曲。ミュージックビデオは初めて作ったが新鮮だった。5月に曲を来てハマって本作を制作した。ネット上では公開はしないつもり。FRENZに来るのが10年目なので、その節目で制作した。趣味としてなかなか続かないが、次も面白いものを作りたい。

次はtraP。上映前コメントは、集団制作で大変だった。タイトルはアドベンチャー
それぞれの個性が出ていて面白いと感じました。9人での合作とのこと。やんわりより、感想はX(旧Twitter)でポストして欲しいとアナウンス

次はFlower Alazan Arrangement。上映前コメントは、かわいいものを作った。箱入り娘の女の子の話。タイトルはグッドナイト・スイートドリーム
かわいいアニメでした。
上映後のコメントは、ご堪能できましたか。
上映後、鴫野エイカーとみそみぃるが登壇。去年のFRENZでチームを組んだ。作品は女の子が大好きでファンシーグッツを散りばめるなどかわいいをテーマにした。箱入り娘のお姫様のテーマは、高橋真琴の画集に衝撃を受けて思いついた。今後は考え中だが、作るとしたらまたかわいいものをつくりたい。

次はうみおと。上映前コメントによると、楽しい感じの作品。タイトルはSONOリュージョン
モーショングラフィックとタイポグラフィーを組み合わせたような作品でした。
上映後に登壇。ドカドカにしたいと考え、より進化させた。音と映像の共通点を見つけるのが好きで、楽しいものを作っている。今後も続けていきたい。

1部最後はカミヤ ミライ。上映前コメントによると、小さな島の噂について、探検して確かめる内容。タイトルはUNDER AMBER
かわいいアニメですが、内容が少し怖い。
上映後に登壇。カクテルのビジューとアンバードリームがモチーフ。海底都市をテーマにした。これらのカクテルは、材料がジン、ベルモット、シャルトリューズ・ヴェール 、さくらんぼとほぼ同じだが、シェイクするかステア(スプーンでかき混ぜる)かで名前が変わってくる。今後もPOPな作品を作りたい


19:23、第一部終了
ここでスタッフ紹介が入る。
19:25から休憩
19:50、第2部開始


2部最初はwayu。上映前コメントによると、出展者のアイコンを紛れ込ませている。タイトルは空白
ボーカロイド曲のPVですが圧が凄い。
上映後のコメントによると、単独での制作。
登壇。曲を作るのは2曲目。Blenderを使って7月から作り始めた。FRENZに出展するのは3回目。前回組んだ相方との対決の意味も込めた。今後、音楽についても勉強していきたい。

次はkeitomo。いきなり『前回組んだ相方』が出てきましたが、この順番になったのは偶然と前田地生が言う。
タイトルはendless loop
重い雰囲気のアニメとモーショングラフィックを組み合わせた作品でした。
上映後に登壇。この順番になった偶然が信じられない。自殺・死ぬのが怖い等をテーマに映像化した。絵は四ッ葉ソラが担当。YouTubeにもアップロード予定。今後、チーム組んで一緒にやりたいが、チームに甘えてしまうのが怖い。
前田地生曰く、楽をする為のチームはアレだけど、バラバラで作った物を合わせるとおもしろい物になる。他の担当分を作ってもらっていた人の苦労を知ってほしい。

次はしろくまっしゅ(旧ひでびん)。上映前コメントによると、久々の制作となった。タイトルはこれはAIですか 愛です ウソくせー
話の掛け合いが面白いアニメでした。
上映後、前田地生曰く、自ら夜の部での上映と指定してきたにも関わらず、夜の部に来れないと連絡してきている。ひょっとすると、一般の来場者に紛れてこの会場内にいるかもしれない。

次はカソウ。上映前コメントは、冬虫夏草をテーマにした。本当に大切なのは?
タイトルは香煙
幻想的な作品でした。
上映後にミジンコ、こくうの2人で登壇。ミジンコ曰く、当初は1人で作品を作ろうとしたが、悩んでいた時にこくうから曲が来てそれを使った。冬虫夏草が好きで、4年間のモロモロを詰め込んだ。
こくう曰く、今回FRENZに初めて来た。ひっそりやっているかと思ったが、実際に来てみると凄いイベントだ。

次はGA。上映前に明滅が激しい作品であることの注意有り。タイトルはサイキックリアリティ
圧が凄いモーショングラフィックでした。
上映後に音楽を担当したみやおかと共に登壇。GA曰く、音が最高だった。みやおか曰く、普段はクラブミュージックを作っているが、このような会場で上映していただき嬉しかった。GA曰く、カッコいい系の作品を作ってみたくて、素材をいくつか準備し勢いで試行錯誤していった。今後も引き続きミュージックビデオとかを作っていきたい。

次はtama-style×RINA。タイトルは言葉とは
しんみりとした雰囲気の実写作品でした。
上映後、「コロナ陽性になってしまい行けない事を許してくれ。1年分の成果を盛り込んだ。RINA個人での作品も作っていきたい。健康が大事」というコメント付きで、行けなくなったとの連絡が今日の3時ごろに来たので、Twitterで感想を伝えて欲しいとアナウンス。

2部最後はむらたむうた。上映前コメントは2019年以来の2回目の出展、イメージを打破したい。
タイトルは迷宮ライン
疾走感のあるアニメでした。
上映後にボーカルを担当した薊零と共に登壇。むらたむうた曰く、作風を変えた。動作制作自体は2015年から行っている。ワイワイ・かわいいミュージックビデオを作りたくなったので、今までのイメージを打破した。
薊零曰く、やってよかった。
むらたむうた曰く、来年への構想を明るめの作品で考え始めた。音楽ゲームを作っていて、現在テスト中。


20:57、休憩開始
休憩中の話で、前田地生曰く、FRENZ2018が一般の来場者と出展・招待者合わせて一番入場者が多そう。「ブルーバード」の紙コップが黒くなってしまったことと、ライスが品切れしたことのアナウンスあり。
21:20、第3部開始


3部最初はolo。上映前コメントは、日本は接客が丁寧と言われている。いちゃもんといえば・・・。タイトルは喧嘩を売った後は
短い実写作品でしたが、おもしろくて笑い声も。
上映後のコメントによると、2012年に作ったままお蔵入りしていたものを、蔵出しした。
上映後に・・・特別にDiscodeによる音声通話でアメリカ ミシガン州に繋ぐ。現在、修士課程でミシガン州の大学に留学中。こちらでは道端で大麻を吸っている人がいてびっくりした。なおolo自身は誘いを断っているとのこと。来年のFRENZは忙しくて行けるかどうか心配。

次はspecter。タイトルはやけどMV
落ち着いた色のアニメでした。
上映後に映像を担当したいとうと、コンポジットを担当したれいやが登壇。
いとう曰く、臓器移植のドナーとレシピエント(移植患者)の物語を描いた。
れいや曰く、自分がこの作品を損なわせないか心配だった。
いとう曰く、今後もこの2人のユニットで活動していけたらいい。優先課題は生きること。

次はFTD。上映前コメントは、単タスク・すきゃく解(筆者注:この内容しかメモ出来ませんでした) タイトルはRAM PROCESS見入ってしまう作品でした。
上映後に登壇。上映順が後ろの方なので緊張した。内容はドキュメンタリーに近い。制作過程を淡々と入れた。素材や日々のアウトプットからは使われないものも有った。写真などからどのような素材を使ったのかを探してみて欲しい。お仕事欲しい

次は出前。上映前コメントは、かわいい女の子はボクです。タイトルはスライセス アンド チョップス
かわいいのだけどグロい?不思議な作品でした。
上映後に楽曲を担当したくらびすたと共に登壇。自分で作ったキャラが、自分のアバターっぽくなってきたので、自分のテーマっぽいのを作った。くらびすた曰く、曲が難産だったが、作りこめたのは良かった。

次はmisokabocha。上映前コメントは、思い浮かぶことを素直に作った。タイトルはSeven Layers
ガチのモーショングラフィックで気持ちいい作品でした
上映後に登壇。レイヤー構造がテーマ。先にレイヤーを作って、そこに素材を置いていく映像の作り方をしているが、そのレイヤーを立体的に、3D上で疑似2Dな動きをさせた。今後も興味があるのを作っていきたい。頑張ります。曲は2013年にYM1024が作曲した楽曲を使用。

1日目最後はゆたろう。上映前コメントは、5年ぶりにミュージックビデオを作った。タイトルは削げ
圧倒されるミュージックビデオでした。
上映後に登壇。2023年5月に発表された曲をヘビーローテーションして、6月から7月にかけて構想を練って無事形になった。自分がこの部のトリとなり感慨深い。(2次創作ではない)オリジナル曲のミュージックビデオを作成するのは初めて。音楽に寄り添って作れたのではないか。今回の楽曲をお借りした石鹸屋のライブが11月19日にある(筆者注:CLUB CITTA'川崎にて)
告知として、Touhou Luna Nightsというゲームのパッケージ絵を担当したほか、ゲームの開発にも携わっており、東京ゲームショウ(9月21日~24日)のPLAYISMブースにてミステリーアドベンチャー(筆者注:EDEN.schemata();(エデン・スキマータ))の試遊出展を予定している。FRENZは私の人生の方向付けるイベントである。

22:22、出展作品の上映終了
ここでこの夜の部のみしか来れない人に手を上げさせると10人ほど
前田地生曰く、2週間前に声帯炎を患ったが、この公演中声が持ってよかった。
22:26、エンディング上映開始
22:29、1日目夜の部終演