FRENZ2022 1日目昼の部 オフレポ

新宿ロフトプラスワンにて2022年9月17日~18日に行われた、 FRENZ2022というオフライン上映イベントのオフレポです。走り書きのメモを元に作成していますので、誤字等はご容赦下さい。
また、上映作品の感想は短め、場内の雰囲気重視で書きます。敬称は省略します。


11:48には入場待機列を作るのを開始。今回、整理番号順でかなり後ろのほうだったのですが、12:05には見える範囲の先で入場の列が動き始めていました。
新型コロナウィルス感染症対策として、今までとシステムがいくつか変わっており、繰り返しアナウンスされていました。
コロナ禍前は、ロフトプラスワンの店員が席まで注文を取りに来て、料理・飲み物を出来次第席まで持ってくるシステムでした。今回は、会場後ろのカウンターまで料理を注文しに行き(実際には、カウンターから伸びている列に、注文端末持った店員が来て注文をとることもありました)、飲み物はカウンターで渡され、食べ物は食べている時専用の席になった座敷席に届けられるシステムになっていました。なお従来から、ロフトプラスワンはワンオーダー制をとっており、入場時に渡される小判型の番号札で各入場者の注文が管理され、退出時に出口のレジに番号札を渡して飲食代金を清算するようになっています。レッドブル・モンスターエナジー・ミネラルウォーターについては、缶やペットボトルに入ったまま提供され、厨房でカップに注いだり混ぜたりする作業が不要なため、混雑時には提供早いのでお勧めとのアナウンスもありました。

12:28、もうすぐ注意事項の動画を流し始めるとアナウンス。
12:34、カウンター以外は暗くなり、注意事項動画(制作:olo)の上映開始
カラフルなスマートフォンのCM風動画が流れた後、『おわかりいただけただろうか』。スマートフォンの画面や刻印で、注意事項が書いてあるのをひとつずつ説明するような内容でした。場内からは笑い声も。

12:40、ロフトプラスワン側の方より今回人材不足のため、カウンターで注文をとるシステムになっていることのお詫びのアナウンスがありました。

12:42、オープニング-NEST-(制作:サイトウユウマ)上映開始。絵コンテから実際の映像作品にする様子を描いた、モノクロからだんだんカラフルになっていく、CGと実写を組み合わせた作品でした。
上映後に、司会の前田地生、やんわりが登壇。前田地生はスーツを着ており、3年ぶりの開催となったことのお詫びをしていました。注意事項などの説明に続き、座敷席を食事専用にした等の為に前回よりも50人分チケット販売が少ないこと、パンフレットにもメニューを載せているが、そこに載せていない(カウンターへの貼り紙のみ)メニューとして、通常メニューから外された絶品鴨ロースがFRENZ限定で復活、他揚げ物コンポジット・パーティクルごはん・レンダリングパスタを用意していることを説明。飲食物の売上から主催者側に戻されたお金で、音響設備などの機材の拡充に充てられている事なども説明。
ここでやんわりが牛乳、前田地生が特別ドリンクメニューの赤の嘆きと紫のチャンスを注文。
オープニング制作のサイトウユウマが登壇。オープニングの制作依頼自体は、FRENZ2019終了直後に依頼を受けた。7~6回、FRENZに出展しているが、オープニングということでいつもより緊張してる。
12:56、サイトウユウマの発声で乾杯。ただし乾杯前に身振りは(普段の盛り上がっている時と同様に)大きく、声は小さくとの注意も。
サイトウユウマ曰く、テーマはFRENZそのもので、早くから決まっていた。

サイトウユウマ降壇後のタイミングで、やんわりから、声を出しての歓声は禁止だが、その叫びはTwitterにぶつけて欲しいとアナウンス

昼の部最初はMATSUMO
上映前コメントは、9月の始業式といえば
タイトルは校長先生のおはなし
校長先生の話が長いことに抗議する生徒達と、校長先生との交渉のお話。生徒達の交渉の材料が面白い。最後に校長先生にFRENZ開催を祝うコメントを話させる。
上映後にMATSUMOが登壇し、3年ぶりのFRENZ開催を祝う。2021年夏に東京で行われたあのスポーツの祭典で、会長の話が長すぎて話題になったことから着想。なお、校長先生は馬場、途中に出てきた女教師は橋本と名前がついているとのこと。ネット公開時には、別の話に作り替える予定。

次はmu0
タイトルはガーデン
かわいらしい3DCGの作品でした
上映後に登壇。納期ギリギリで少し妥協したが、完成出来た。いい経験になった。2020年にFRENZを知った。来るのも初めて。

次はCorsican wildcat
上映前コメントは、間に合いませんでした。
タイトルはインフェクション
カラフルなモーショングラフィックでした

次はJun Aoyama
タイトルはRiver bed
魚眼レンズによりブレイクダンスを踊る様子を撮影した、斬新な作品。
上映後のコメントは、ブレイクダンスはコンペティションの側面が強い。純粋にブレイクダンスを取り上げた。
やんわりから、異種格闘技的になってきたとのコメント。

第1部最後はあずまき
上映前コメントは、トロッコ問題を題材にした。
タイトルはこてんぱ
モノクロのアニメで、深い内容でした。そして最後に投票を訴える内容とQRコードが。
上映後に登壇。ストーリー自体は高校生の時に作っていたが、FRENZ開催と聞いて映像化した。QRコードから「はい」か「いいえ」に投票した結果から、それぞれに応じた続きが見れる仕組み。どちらに東京するか聞かれて「投票しないかな、ずるい考えだが加害者になりたくない」。哲学が好きで、作っていて楽しかった。また挑戦したい。


13:43、休憩開始。
今回の物販は、FRENZ公式カップのみ。
前回まで行っていた、出展者のグッズ販売は、破損させないように消毒するにはどうすればよいかの課題があり、断念。
14:10、休憩終了


第二部最初はKeizou vs. Khronetic
タイトルはイプルズ スルー エタニティー
3Dのモーショングラフィックな作品でした。
上映後に登壇。たどたどしい日本語で、参加するのが夢でした。(場内から拍手)熱い思いが伝わったでしょうか(また拍手)。
前田知性から、外国からの出展も、注意事項やメール、作品提出用サイト等の日本語が理解できれば可能としている。参加してくれてありがとう。

次はtama-style
タイトルはフェミティオス
淡い実写とCGを組み合わせた作品でした。
上映後に登壇。2020年の開催を見越してミュージックビデオを作る予定だったが、中止となった、去年、大病を患い倒れたが、リハビリの甲斐もあり現在は大丈夫。健康は大事。
一緒に登壇した、出演していた11歳の娘が、自分も作品を作りたいと言い、場内から拍手。家族で協力して作品を制作した。

次はうみおと
タイトルはsound of the Ocean
ドット絵と実写を組み合わせたモーショングラフィックでした。
上映後のコメントは、なぜか出展した。
登壇。えいりな刃物やフィンおじ(注:共に2日目深夜の部の出展者)の作品から興味を持ち、2021年の「再レンダ」(2021年の同時期にFRENZスタッフも協力して開催したオンラインイベント)をフルで見てしまった。本業はデザイナーで、映像制作はすこしかじった程度だが、また作りたいと思う。

次はCacao
上映前コメントによると、主にインターネット上で活動しているとのこと。
タイトルはDIVE
淡い、水槽越しの絵のアニメで、見入る、考えさせられる作品でした。

次はひわいさん
上映前コメントは、Youtuberを目指していた30代
タイトルは全日本ラリーチャンピオンがYoutuberはじめることにした
実写で、ガレージ掃除やロータス製のスポーツカーを洗車する様子を納めているのですが、ところどころ、場内から笑い声も。で、最後、せっかくきれいにしたガレージが浸水被害受けて車が水没?!
ひわいと出演した勝田 貴元が登壇。楽しい。車が水没して300万円ほど被害受けたので、本気で(金策を)やらないといけない。2か月後(11月10日)に愛知県豊田市を出発する、ラリージャパンに勝田 貴元が出場予定。スポンサー募集中。
ひわい曰く、FRENZ復活おめでとう。

第2部最後はばやちゃお
上映前コメントによると、RTA(リアルタイムアタック)を題材にした。
タイトルはRTAインポッシブル
キャラがかわいいアニメ作品でした。
上映後に、ばやちゃおと曲などを担当したぱうしと登壇。今日入籍したとの発言に、場内から大きな拍手。本日は大安吉日。今後も二人で共に活動していきたい。


15:06、休憩を前に注意事項動画を制作したoloと、エンディング楽曲制作ののーねーむが登壇。
olo曰く、想定どおりで笑いが取れてよかった。注意事項が固まるのがギリギリだったため大変だった。明日(自分の出展作)の心配をしている。
のーねーむ曰く、(映像の方が主役なので)曲は目立たないように作った。曲作りの間隔が空いて体調心配される事もあったが、大丈夫。

15:12、休憩開始。この休憩の間にカップで1日目昼の部分に確保しておいた分が完売とのアナウンス。
15:35、第3部開始


第三部最初はコジエズ
上映前コメントによると、音MADを制作した。
タイトルはりりはこチャンネルの音MAD
よく出来た音MAD。最後は爆発オチ。
上映後に登壇。音MADが大好きで、新しいことをしたい。元となるVTubarを新しく制作し、それの動画も制作。そこから音MAD化した。なので、りりはこチャンネルは実在していない。

次は赤卵
タイトルは僕はもう
見せ方がうまい、モノクロのミュージックビデオでした。
上映後のコメントによると、本作品はこの場のみの上映でネット等での公開はない。

次はおっく
上映前コメントは、お疲れ様~。今日は人間の客が多いなぁ。
タイトルはwelcome to snowdin
キャラがかわいい、ドット絵風のアニメ作品でした。
上映後におっくと曲を担当したあーが登壇。2021年の開催を見越して制作していたが中止となり、クリスマスに公開した。しかし、地下のこの会場でも公開したくなりリメイクを行った。
前田地生曰く、アンダーテールについて、著作権の許諾を得ている。

次は山下諒
上映前コメントは、8月前半が暇だったので制作した。楽曲も初めて自分で作った。
タイトルは電車でジョジョ立ち
楽しいアニメ作品でした。
上映後に登壇。曲は初めて作った。FRENZに応募した次の日に仕事が舞い込んできて大変だった。音MADやドット絵が被らなくて良かった。音楽も頑張りたい。インスピレーションが湧いてきた。

昼の部最後はProjectBLUE
上映前コメント、黒井心より、いろいろな節目が重なった。新曲のミュージックビデオを上映する。
タイトルはアトランティス
爽やかな3DCGのアニメPV作品でした。
上映後に黒井心が登壇。曲が前向きになるようにディレクションした。9か月前に行われたイベントでの大トリの曲で、ProjectBLUEの活動3周年の節目に作られた曲でもある。(黒井心)個人的にも、人生でいろいろあり、FRENZに初めて出展してから10年の節目になる。海と冒険を描いた作品であったが、自分の人生観とも重なる。ここから自分も頑張りたい。
ProjectBLUEからの宣伝として、本作品は10月中に公開予定。そのほかにもヴァルテックスバーチャルライブも予定されている。また明日(18日)にProjectBLUEから2人の新人VTubarがデビュー予定。彼女らの曲もよいのでよろしくお願いいたします。

16:26、すべての出展作品の上映が終了。初めてFRENZに着た人に挙手を求めて、20~30人程度が手を挙げる。前田地生曰く、本当は完売しないギリギリのチケット販売数としたいが、場所はここしかない。やれてよかった。やんわり曰く、戻ってこれてよかった。
エンディングを上映。
16:34、昼の部終了